思い出のタクシードライバーさん

Written on 2019年4月2日 – 1:03 PM | by user10 |

私が仕事以外でタクシーに乗るとき。
それは、終電を逃したときです。
いろいろな偶然が重なって終電を逃し、自宅からかなり遠い駅でタクシーに乗らなければならなくなった日。
疲労でぐったりしながら、タクシープールの大行列に並びました。
ようやく私の番が来て、大きな荷物を抱えたひどい見た目の私は、行先をタクシードライバーさんに告げました。
ドライバーさんは車を発進したものの、すぐに路肩に車をとめました。
「ごめんなさい、もう一度住所を教えてください」
ずいぶん離れた私の住まいは、ドライバーさんにとって初めての地のようでした。
その駅から自宅までの道順は知っていたので、もしもの時は助言しよう、とがんばっていた私に、
「近くなったらお声がけしますから、どうぞおやすみください」
疲れ切った私をねぎらってくれたドライバーさんの優しさが、身に沁みた夜でした。

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